実験やプログラムのデバッグをやっていると、データを解析したくなることがあります。たとえば、
などなど。本エントリではこれらの処理を octave を使って行う方法についてまとめます。
データの形式
データは、text fileに、スペース区切りで保存してあるものとします。
csvファイルの場合は
$ sed --in-place 's|,| |g' データファイル
で、"," をスペースに置換すればOKです。
データの読み込み
データファイルから数値を行列として読み込み,変数aに保存します。
> a=load データファイル名
読み込んだ行列aを確認するには、変数名だけ入力します
> a
データの総和(sum),平均値(mean),中央値(median),標準偏差(std),の確認
それぞれ対応する関数が用意されています
> sum(a) > mean(a) > median(a) > std(a)
他にも
- 相関係数 corrcoef
- χ二乗検定 chisquare_test_independence
など、様々な関数が用意されています。
ヒストグラムの表示
hist関数を使います。
> hist(a(:,1), 100)
a(:,1) は,行列aの1列目の列ベクトルを表します.
octaveには "help"コマンドが用意されているので、関数hist についての詳細は
> help hist
で確認できます。
グラフをファイルへ保存
グラフをTeXに貼る場合は,以下の手順で eps 形式でグラフを保存します.
> print -deps "file.eps" > hist(a(:,1), 100)
これで, "file.eps" としてグラフが保存されます.
png形式などほかの形式で保存した場合は,
> print -dpng "file.eps" > hist(a(:,1), 100)
とします.
出力をカラーではなく,モノクロにしたい場合は
> print -dpng "file.eps" --mono
とします.
より細かい設定,たとえばグラフのサイズを変更したい場合は
> help print
でマニュアルを参照します.
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