5月末あたりから、 debian/sid マシンの cron daemon が毎晩以下のようなエラーメールを吐くようになった。
Subject: Cron <clamav@ホスト名> [ -x /usr/bin/freshclam ] && /usr/bin/freshclam --quiet >/dev/null connect(): No such file or directory
エラーの原因は、該当マシンの設定ファイル /etc/clamav/freshclam.conf の以下の行で、
NotifyClamd /etc/clamav/clamd.conf
この行を削除するだけで、エラーは出なくなる。
調べたことをまとめると、次のようになる。まず /etc/clamav/freshclam.conf で NotifyClamd が定義されている場合、/usr/bin/freshclam はウイルス定義のパターンファイルを更新した後、clamd にその旨を通知しようとする．しかしclamdが起動していない場合は、通知できず上記エラーメールのような
connect(): No such file or directory
というエラーがでる。ということらしい。
/etc/clamav/freshclam.conf は apt-get が自動で用意するファイルであることを考えると、debian/sid のパッケージのバグっぽい。
