migemoとは「ローマ字のまま日本語をインクリメンタル検索」するツールです. 非常に便利です.
以下,MacOS Xのemacs上で, migemo を使えるようにする手順をまとめます.
インストール
macports は migemo を提供していません.
またオリジナルのmigemoはインストールが面倒です.
まず http://code.google.com/p/cmigemo/ からソースをダウンロード,展開します.
ドキュメント,設定ファイルはそれぞれ
- doc/README_j.txt
- config.mk
になります.
インストール先ディレクトリ名などは config.mk に記述します.デフォルトの設定だとバイナリなどは/usr/local/以下にインストールされます.必要に応じて config.mk を編集しましょう.
config.mk の編集が終わったら,ビルドします
$ sh ./configure $ make osx
ビルド中に src/wordbuf.c に INT_MAXが無い,というエラーが出る場合は src/wordbuf.c の冒頭に
#include <limits.h>
を追加.再度ビルドします
$ make osx
ビルドに成功したら,インストールします
$ make osx-dict $ sudo make osx-install
これで migemo 自体のインストールは完了です.
次に emacs 側の設定です. migemo.el を https://gist.github.com/457761 からダウンロードします
migemo.el の migemo-directory を編集
(defcustom migemo-directory "/usr/local/share/migemo/euc-jp"
あとは migemo.el を site-lisp の下に手動インストールし
~/.emacs に
(load-safe 'migemo) (setq migemo-command "cmigemo") (setq migemo-options '("-q" "--emacs"))
と書く.以上.