Rのパッケージ管理

Rのパッケージ管理方法についてまとめます

初期設定

Rの本体は apt でインストール,必要なパッケージは自前でビルド&インストールする方法がおすすめです

本体のインストール

$ sudo apt install r-base-core

追加インストールするライブラリは $(HOME)/local/R 以下に配置します.これで root権限が不要になります.

設定は ~/.Renviron を用意して,いかのように設定を書きます

R_USER=~/local/R
R_LIBS_USER=~/local/R/lib

パッケージのインストール

Rを起動して

install.package("パッケージ名")

パッケージの自動更新

ここからが本題です

インストール済みのパッケージを更新する場合

Rを起動して
>|r
update.packages(checkBuilt=TRUE, ask=FALSE, lib.loc=Sys.getenv("R_LIBS_USER"))
|

未インストールのパッケージのみ自動インストール

以下のRのコードで,未インストールのパッケージのみが自動インストールされます

L <- c("lme4")
L <- append(L, c("lmtest", "stargazer"))
L <- L[!(L %in% installed.packages()[,"Package"])]
if (length(L)) { install.packages(L) }

これで,必要なパッケージを変数Lのリストに登録しておいて,インストール済みのパッケージはリストLから除外して,リストLにあるパッケージを install.pacakges() でインストールという流れになります

ちなみに

  • lem4 は線形混合モデル(回帰モデルの一種)のパッケージ
  • lmtest は回帰モデルというか回帰分析の検定を行うパッケージ
  • stargazer は検定結果を HTMLやLaTeXの表形式で出力するパッケージです