GNU Screenにローカル特権昇格の脆弱性

GNU Screen 5.0.0 にセキュリティホールが見つかりました.条件によってはコマンドを3回実行するだけでroot権限を奪われるので注意が必要です
*1

概要

以下のディストリビューションで,サーバーにsshでログインしたあとscreen コマンドを使うだけで簡単にrootが奪えるそうです


影響を受けるのは以下のバージョンのscreenコマンドだけのようです

  • Screen 4.9 (4.9.1で修正済み)
  • Screen 5.0 (5.0.1で修正済み)

私が確認した限りでは,以下のディストリビューションではrootは奪えませんでした

詳細

公式の情報は以下のURLにあります
https://security.opensuse.org/2025/05/12/screen-security-issues.html

概要としては

  • 一部のディストリビューションで /usr/bin/screen が setuid-rootされている
  • 5.0系および4.9系を悪用すると root権限でファイルが編集できる.つまりrootが奪える
  • 修正済みの5.0.1,4.9.1がリリースされた

ということでした

まとめ

やばい!と思って,即調査したのですが,私が管理してるサーバには影響ありませんでした

本来 setuid-rootは不要なので, debian系は setuid-rootされておらず影響がないようです.debian偉い!

とはいえ心配なので,各自,パッケージを更新,状況を確認しておきましょう

*1:悪用されると困るので,rootを奪う手順については本エントリでは言及しません