ntpdateの結果を使ってハードウェアクロック(RTC)の誤差を修正する方法

ntpdate を使ったハードウェアクロック(RTC)の校正方法.詳細は man hwclock を見ると良い.

Linuxなど大抵のシステムは,二つの時計を持っている.一つは,カーネル内部にてソフトウェアで管理されているシステムクロックで,もう一つは,ハードウェアで管理されているハードウェアクロックである.BIOSで合わせる時計は後者である.

システムが,11分モード*1で動作していない場合は以下の方法でハードウェアクロックの校正が行える.

ntpdate NTPサーバ
システムクロックを外部のNTPサーバの時刻に合わせる.
hwclock --adjust
/etc/adjtime を更新する.
hwclock --systohc
ハードウェアクロックをシステムクロックの時刻に合わせる.

上記作業を一ヶ月に一回ぐらい行っておくと,ハードウェアクロックの平均的なズレが/etc/adjtimeファイルに記録される.

*1:adjtimex --print コマンドを実行し"status"値の第 64 ビットが (2 進数表示で) 0 ならば、 11 分モードはオンになっている。