X windowsでwindowsキーを使う方法.現在xorg 6.8.2を使っているが,デフォルトではwindowsキーが使えない.たとえば rdesktop でwindowsキーを押下すると,
WARNING: No translation for (keysym 0x0, NoSymbol)
という警告が出まくる.
ためしに,xevでwindowsキーが押された際のイベントを見てみると,一応ハードウェア的には認識できていてキーコードが得られていることは確認できた.しかし肝心のシンボル名がNoSymbolとなっている.原因は,keymapの設定に不備があって正しくシンボル名を割り当てていないだけらしい.
というわけで,windowsキーのシンボル名をまず調べることにした./usr/X11R6/include/X11/keysymdef.h とか /usr/X11R6/lib/X11/xkb/symbols/pc104 によると,どうやらX windowでのwindowsキーとそのシンボル名の対応は
左windowsキー | Meta_L |
右windowsキー | Meta_R |
menuキー | Menu |
となることが判明.
後は,xevでキーコードを調べて,xmodmapで各キーコードにシンボル名を関連付けるだけ.
keycode 115 = Meta_L keycode 116 = Meta_R keycode 117 = Menu
xmodmapにこのようなテキストファイルを読ませることで,無事windowsキーが使えるようになりました.めでたし.