2007/2/22 追記
より新しい情報を チルトホイール・マウスを使う(その2) - ぴょぴょぴょ? - Linuxとかプログラミングの覚え書き - に書いております.合わせてご覧下さい.
microsoft IntelliMouse Explorer のような,ホイールマウスのホイールが左右に倒れるタイプのマウスをlinuxで使うための設定方法.
X上でチルトホイールを使うためには,
- カーネル側
- Xサーバ側
両方でチルトに対応できていなければならない.そして,結論から言うと,チルトホイールを使うには,
必要がある.
まずカーネル側では evdev モジュールを用意する. モジュールが用意できていれば
$ sudo modprobe evdev
で, /dev/input/event* というファイルができる.これら event* は,キーボードやマウスに対応しており,その対応は /proc/bus/input/devices から調べることができる.
$ cat /proc/bus/input/devices
たとえば,/proc/bus/input/devicesの内容から Microsoft Microsoft IntelliMouse Explorer が /dev/input/event2 につながっていることが判れば,あとは xorg.conf 側で以下の設定を行うだけ,
Section "InputDevice" Identifier "Evdev Mouse" Driver "evdev" Option "Device" "/dev/input/event2" EndSection
マウスのボタン数なども /dev/input/event2 経由で取得できるため,基本的にすべて自動で認識される.
ただし,上記手順ではUSBマウスのhotplugに対応できない.event?の対応を手動で調べなければならないということから,一時的なad-hocな方法でしかない気がする.