Linux でエディットコンテニューする方法． - pyopyopyo - Linuxとかプログラミングの覚え書き -

結論からいうと，まだ出来ないみたい．

LinuxのC/C++開発環境に不足している機能の一つにエディットコンテニューがある．エディットコンテニューってのは，デバッガ上で実行中のプログラムを書き換えてもそのままプログラムを継続してデバッグできる機能．microsoft は visual c++ 6から対応しているが，Linuxの分野では，まだ見当たらない機能である．

エディットコンテニュー登場前の古き良き時代のC/C++のデバッグ・プロセスは，

デバッガ上でプログラムを実行し，バグの原因を探る
ソースコードを編集，コンパイルして，バグの修正を行う

とバグの原因を探る作業と，バグを修正する作業が完全に独立していた．つまり，デバッガとコンパイラという二つの開発ツールを切り替えて使う面倒な作業だった．

エディットコンテニューは，この二つのツール，デバッガとコンパイラを統合する機能である．つまりエディットコンテニューを用いたデバッグ・プロセスは

ソースコードを修正しながら，プログラムを実行する．

と二つの作業が完全に統合される．ツールを切り替える必要が無いので，デバッグのサイクルが短くなって，効率も向上する．

というわけで，エディットコンテニューをLinux上でも使いたい訳．しかしgdbもまだ未対応の模様で，少し調べてみても，http://ukai.jp/Software/livepatch/ のようなツールしか見つからなかった．Widowsと異なり，Linuxはいろいろなアーキテクチャに対応しているので，gdbレベルでエディットコンテニューのような仕組みを実現するのは結構しんどいのかな？