時系列データをグラフでプロットして、アニメーションとして保存する方法 - pyopyopyo

グラフをアニメーション（動画ファイル）で保存する方法です

gnuplotを使います

"do for" を使うと簡単にアニメーションが作れます．

とりあえずsinカーブをアニメーションさせる例です

do for [i=0: 60] {
   plot sin(x +  i/10.*pi)
}

これだけでplotコマンドを60回実行できます

スクリプトといっても簡単で，単にテキストファイルにコードを保存して，gnuplotコマンドの引数で与えるだけです．

例えば以下の内容を anime.gp として保存して

do for [i=0: 59] {
   plot sin(x +  i/10.*pi)
}

コマンドラインで gnuplot を次のように起動します

$ gnuplot  anime.gp

shebang を使う場合は先頭に

#!/usr/bin/env gnuplot

を加えるだけです．

アニメーションは，

上記のスクリプトに２行を加えるだけでアニメーション gif を出力できます．

スクリプトを全部載せておきます．

#!/usr/bin/env gnuplot

set terminal gif animate delay 10 size 640,480
set output 'anime.gif'

do for [i=0: 59] {
   plot sin(x +  i/10.*pi)
}

アニメーションの再生速度は delay 10 で指定しています．

単位は1/100秒です．たとえば delay 10を指定した場合は 10/100秒，つまり1/10秒でアニメーションが1コマ（1フレーム）進みます．

ただしアニメーション gif の再生度は，再生ソフトに依存します．

mp4 形式に変換しておいた方が安全です

$ ffmpeg -i anime.gif  anime.mp4

ffmpeg を使えばコマンド一発で動画を変換できます