サーバーの時刻合わせといえば昔は ntpd 一択でしたが今は systemd の timesyncd もあります
両者の違いは以下の通りです
- ntpd
- 高機能
- NTPサーバーを構築するなら ntpdを使うしかない
- systemd timesyncd
- クライント動作のみ.NTPサーバーの構築はできない
- 軽量
サーバーの時刻を合わせたいだけなら systemd-timesyncd を使った方が楽です
導入方法
debianや ubuntsuなら apt でインストールするだけで使えます
$ sudo apt install systemd-timesyncd
設定ファイルを編集する必要は特にありません
nptがすでにインストールされている場合,ntpは自動でアンインストールされます
設定ファイルについて
設定を変更することはまず無いと思いますが,設定ファイルは /etc/systemd/timesyncd.conf です
中身は以下の通り
[Time] #NTP= #FallbackNTP=0.debian.pool.ntp.org 1.debian.pool.ntp.org 2.debian.pool.ntp.org 3.debian.pool.ntp.org NTP=0.debian.pool.ntp.org 1.debian.pool.ntp.org 2.debian.pool.ntp.org 3.debian.pool.ntp.org
設定ファイルのマニュアルは
$ man timesyncd.conf
で確認できます
動作確認
systemd に付属の timedatectl で動作確認ができます
$ timedatectl Local time: Sat 2023-12-16 17:52:59 JST Universal time: Sat 2023-12-16 08:52:59 UTC RTC time: Sat 2023-12-16 08:52:50 Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no
"NTP service: active "という行があれば,時刻同期に成功しています
timedatectlが動作していない場合(ntpを使っている場合も含む)は
NTP service: n/a
となります