TLSとは何の略か?
- Thread Local Storage
- Transport Layer Security
はどちらも略すと TLS になる. 最近の Linuxでは 両方重要なキーワードなのだけど,同じ略称TLSを使うので話がややこしくなる.
Thread local storage は スレッド固有の記憶領域のこと.glibc や nptl (Native Posix Thread Library) と一緒に出てくる場合は,TLSは Thread local storage の略の場合が多い(みたい).
Linux の /lib/tls/ というディレクトリがあるが,この中には Thread local storage 対応の libcライブラリが格納される.
一方,セキュリティ関連で出てくる TLSは Transport Layer Security の場合が多い.
などで SSL/TLS とくれば,それは Transport Layer Security のことだと思って(ほぼ)間違いない.
とにかく,ややこしい.