日本語ドメインといっても,実際にはドメイン名の文字列を Punycode と呼ばれるASCII文字列に変換して扱うだけ. punycode への変換と逆変換は,idnconv というコマンドで行う.このコマンドは,idnkit という名前で配布されるパッケージに含まれている.詳細は以下の本家のページが詳しい.
この idnconv を使うと,日本語(EUC-JP)からpunycodeへの変換は次のようになる.
$ echo "日本語ドメイン.jp" | ./idnconv -in EUC-JP -out Punycode xn--eckwd4c7c5976acvb2w6i.jp
この "xn--eckwd4c7c5976acvb2w6i.jp" が,"日本語ドメイン.jp"に対応する punycode らしい.
また,punycodeから日本語(EUC-JP)への変換をする場合次のようにする.
$ echo "xn--eckwd4c7c5976acvb2w6i.jp" | ./idnconv -in Punycode -out EUC-JP 日本語ドメイン.jp
たしかに,元の文字列に戻る. という訳で,あとはこの punycode の文字列を named.conf やら zone ファイルに記述するだけで DNS の設定は完了.