linuxはwindowやmacよりも見た目で劣ると言われているが,Xgl の登場でこの状態は逆転する可能性が出てきた.Xglを使えば現時点もっとも見た目が派手なGUI環境が整ってしまう.
Xgl については,以前ニュースでも取り上げられていた*1が,最近は動作もかなり安定してきた模様.と言うわけで,debian で実際にXglを試してみた.
Xgl のインストール方法
グラフィックボードとして nvidia を使っている場合はかなり簡単.
- まず,gnome環境を整える.
- /etc/apt/sources.list に以下の一行を追加
deb http://www.prato.linux.it/~mnencia/debian xgl/
- Xgl と関連するパッケージをインストールする.
$ sudo apt-get install compiz compiz-gnome libglitz
- Xを終了させる.
- 以下のスクリプトを実行
#!/bin/sh # for nvidia sudo Xgl :1 -ac -accel glx:pbuffer -accel xv& sleep 5 export DISPLAY=:1.0 compiz --replace gconf decoration wobbly fade minimize cube rotate zoom scale move resize place switcher & sleep 5 gnome-window-decorator & gnome-session &
これだけ.起動したら,ウインドウを移動させたり,Alt+TAB や F12などを押してみるとよい.
使ってみた感想.
まず実用上問題ないスピード,安定性だった. CPU負荷も数%で,特に気にならないレベルだった.仕組み的にはグラフィックボードのGPUがeffectを掛ける訳で,今後はよりCPU負荷が下がるような改良が加えられると期待できる.