macports の使い方

MacOSX で利用できるパッケージシステム　macports について，必要最低限(と私が思う部分)の情報だけまとめます．

詳しい説明は*1 *2 *3あたりを参照してください．

最新のインストール方法は，本家のページにまとめられています．要は

AppStoreで Xcode をインストール．無料です．
https://distfiles.macports.org/MacPorts/ から MacPorts-バージョン番号-Lion.dmg を入手．インストール

の２ステップです．

基本操作

操作	コマンド	説明
データベースの更新	sudo port selfupdate	port コマンド自身と，パッケージのデータベースを更新します

パッケージ管理

操作	コマンド	説明
パッケージの更新	sudo port upgrade outdated	インストール済みパッケージをまとめて最新版へバージョンアップします
検索	port search
インストール	sudo port install
再インストール	sudo port -nR upgrade --force	パッケージの強制リビルドを行い，再インストールします
アンインストール	sudo port uninstall
一時無効化	sudo port deactivate	パッケージのアンインストールはせずに、一時的に無効にします
再度有効化	sudo port activate	deactivate したパッケージを復活させます

ビルド関連

操作	コマンド	説明
variantsの一覧を見る	port variants

patchを当てるなどしてソースコードを修正したい場合は，以下の手順で作業します．

sudo port patch <portname>
port dir <portname>

cd `port dir <portname>`

ソースコードは "work" ディレクトリ以下にあります

cd work

ここでパッチを当てます．パッチを当て終えたら，ビルドしてインストールします

sudo port install <portname>

portコマンドは内部でrsyncコマンドを使います．firewall等，ネットワーク環境によってはporxyサーバの指定が必要になります．指定は環境変数 RSYNC_PROXY で行います．

 sudo RSYNC_PROXY=SERVER:PORT port  selfupdate

HTTP_PROXY等は”システム環境設定”のネットワーク設定で指定したものが使われます．