MacOSでFreeDOSの起動USBメモリを作る方法

自作PCを使ってるとBIOS更新等でDOSの起動ディクスが必要になる場合が時々あります.でもWindow7ではDOSの起動ディスクは簡単には作れません.そんなDOSの起動ディクスをMacだけで作成する方法です.

なおDOSは無料で利用できる FreeDOS を使います.

(2012/9/13追記: Linux上で作る方法について別エントリを用意しました)

手順1) 空のUSBメモリを用意する

メディアは USBメモリ を使います.サイズは50MB以上のものであれば何でもOKです.

ただし中身は完全に消えてしまうので注意してください.

手順2) USBメモリのデバイスファイル名を確認する.

USBメモリMacに刺します.

そしてUSBメモリのデバイスファイル名を調べます.
調べ方はいろいろありますが、今回は dh コマンドを使います.

たとえば,容量2GB,名前が"NONAME"のUSBメモリを刺した場合,dh -h の実行結果は次の様になります

$ dh -h

  ... 省略 ...

/dev/disk2 1.9Gi  5.6Mi  1.9Gi     1%        0          0  100%   /Volumes/NONAME

この場合,"NONAME"に対応するデバイスファイル名は "/dev/disk2" であることが解ります.

バイスファイル名を間違えると最悪Macのシステムを破壊してしまうので,良く確認しましょう.

手順3) マウントの解除

ファインダーでUSBメモリを取り外すか,以下のコマンドを実行してマウントを解除します.

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2

マウントは解除しますがUSBメモリMacに刺したままにしておきます.

手順4) イメージの書き込み

最後に USBメモリFreeDOS のイメージを書き込みます.

まず http://derek.chezmarcotte.ca/wp-content/uploads/2012/01/FreeDOS-1.1-USB-Boot.img.bz2 をダウンロードします.ちなみに

  • Size: 117652 bytes
  • SHA1: 7d8a3c73f9cfdc71611e3f7a5b7b134529179821

です.

ダウンロードできたら,展開して

$ bunzip FreeDOS-1.1-USB-Boot.img.bz2

dd コマンドで書き込みます.

$ sudo dd if=FreeDOS-1.1-USB-Boot.img of=デバイスファイル名

繰り返しになりますが,デバイスファイル名を間違えると最悪Macのシステムを破壊してしまうので注意しましょう.

これでDOSが起動するUSBメモリは完成です.