TeXで余白を調整する

TeXの余白(スペース,隙間)を調整する方法をまとめます.

てっとりばやくスペースを調整したい場合

TeXとしては最悪の方法ですが"その場しのぎ"には成ります.

  • 一行隙間を詰める
\vspace{-1zh}
  • 一行隙間を広げる
\vspace{1zh}

"zh"は,全角文字の高さ,に相当します.一行詰める場合は,高さ -1*zh の空白を挿入,一行広げる場合は,高さ 1*zh の空白を挿入する,ということになります.

文章全体で一括して余白を変更したい場合

それぞれ以下のようにします.

表のスペース
  • column,横方向の余白

\tabcolsep = 1pt

  • row,縦方向の余白

\tabrowsep = 1pt

図のスペース
  • 図と図の間の余白

\setlength\floatsep{0pt}

  • 本文と図の間の余白

\setlength\textfloatsep{0pt}

  • 本文中の図の余白

\setlength\intextsep{0pt}

  • 図とキャプションの間の余白

\setlength\abovecaptionskip{0pt}


なお文章全体でスペースを調整する場合は,冒頭で 

\setlength\hogehoge{サイズ}

と書きます.

文章中で,一時的に余白を調整したい場合は,その部分を{} で括って

{\setlength\hogehoge{サイズ}
 ....
 ....
}

とします.

TeX関連は時間がある時にちゃんと書籍を見ておいた方がいいです.オススメの本はこちら.
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